八代経済開発同友会が創立60周年を迎えられましたことを、心からお慶び申し上げます。
貴会におかれましては、昭和38年に発足されて以来、「地域開発の推進と地場企業の振興を図る」という目的を実現するために、中小企業等が抱える様々な課題に積極的に取り組んでこられましたことに対し、深く敬意を表する次第であります。
また、八代・天草シーラインの建設促進に向けましても、請願・署名活動をはじめ、のぼり旗の作成といった広報啓発活動など、様々な活動を通して、地元機運の醸成に大変ご尽力いただいております。
近年では、「安心なまち やつしろプロジェクト」の活動を通じた感染防止対策への取組をはじめ、市内の高校生が地域の魅力や課題を考え、主体的に地域づくりに関わることの重要性を学ぶ「やつしろ高校生未来会議」の開催など、地域の発展に多大な貢献を頂いておりますことに、改めて感謝申し上げます。
さて、最近の動向としましては、国際クルーズ船の寄港再開による インバウンドの拡大をはじめとして、地域経済においても回復の兆しが見えつつあり、また、熊本県へ進出するTSMCにおいては、新工場に続き、第二工場の建設も表明されるなど、今後、自治体間の競争は更に過熱することが予想されております。
そのような中、本市では、これらの効果を最大限に取り込むため、新八代駅周辺の開発や新たな工業団地の整備など、県南の雄都として相応しいまちづくりに積極的に取り組んでいるところでありますので今後とも皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。
会員の皆様方におかれましては、この60周年という大きな節目を契機に、なお一層の飛躍を遂げられますよう心より願うものであります。
最後に、八代経済開発同友会の今後、益々のご発展と会員の皆様方のご健勝、ご活躍を心より祈念申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます。